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はしか(麻疹)が大流行の恐れ!フィリピンなどの海外旅行者は要注意

はしか(麻疹)の患者数が今年に入って急増し、すでに昨年1年間の半数近くに達していることが国立感染症研究所のまとめで分かったと言う。

今年の特徴としては、フィリピンやインドネシアなどの流行国に旅行中に感染して帰国後に発症するケースが目立つとのこと

はしかは、2007年に高校・大学生らに流行。2008年の患者数が11,000人を超えたため、国は2008年~2012年度の間、免疫が不十分だった若年層はワクチンを無料で接種できるようにした。その後、患者数は減り、2013年は232人に減った。しかし、今年は1月~2月16日までの患者数が103人となり、その内64%は予防接種をしていなかった。同研究所は、予防接種を受けていない人、ワクチンを接種したかどうか分からない人は今からでもワクチン接種をして欲しいと呼びかけている。

はしか(麻疹)について念のため要点を列記してみる。
  • 麻疹は麻疹ウイルスによって引き起こされる一般に小児期に多い急性の感染症だが、今年は20代の発症が多くなる可能性が高い。
  • 感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強い。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症する。1人の患者が平均12~18人にうつす(インフルエンザは2~3人)と言われる程感染力が強い。
  • 麻疹ウイルスは、ヒトからヒトへ感染するが、患者から離れたところにいても、空気感染でうつってしまう。ウイルスが50m先まで飛び感染する事もあると言う。
  • 標準的な経過は、10~12日の潜伏期の後、発熱で発症する。発熱期は咳、鼻水、結膜炎症状が強く、38℃以上の発熱が数日続く。この時期がいちばん感染力が強い。その後、一旦解熱傾向を示すが、すぐに耳後部付近から発疹が現れ、39℃以上の発熱が数日続く。発疹出現前後1~2日間に、口腔粘膜の横付近に白い粘膜疹(コプリック斑)が現れる。通常、医師は麻疹に特徴的なこの粘膜診を確認して「麻疹」と臨床診断することが多い。発疹はその後、顔面、体幹、手足に広がって全身の発疹となり、数日後、色素沈着を残して回復に向かう。
  • はしかは肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症するので侮れない。
  • 麻疹の異常経過や合併症には重いものが多く、麻疹の内攻(発疹は現れず、病変が体内だけにある)、出血性麻疹、脳炎などがある。頻度の高い合併症として中耳炎、肺炎、喉頭炎などがある。
  •  「麻疹にかかったこともなく、ワクチンを1回も受けたことのない人」は重症になり易いので、特に、予防接種が勧められる。
  •  一度感染して発症すると一生免疫が持続するので、予防接種を受ける必要はない。
  • 最近は大流行が無かったので免疫が出来ていない人が多く大人になって感染する例も目立つ。
  • 予防には麻疹ワクチン接種が有効。1歳の誕生日を迎えたらすぐに麻疹ワクチンの接種を受けることが大事。1歳児と小学校入学前1年間の幼児を対象とした2回接種となっている。
  • ワクチンを接種で95%以上の人が麻疹ウイルスに対する免疫を獲得する。卵アレルギーによるアレルギー反応の心配はほとんどない。
  • 麻疹の患者に接触した場合、接触後48時間以内に麻疹含有ワクチンを接種する、あるいは接触後5日以内にγグロブリン製剤の注射を受けることで発症を予防する、あるいは軽くすませる効果がある。ただし、家族内感染の場合は、これらの予防法では間に合わないことがほとんど。
  • 妊娠中に麻疹に罹ると流産や早産を起こす可能性がある。既に妊娠している場合はワクチン接種は受けられない。
  • 病気に気づいたら、すぐに小児科を受診する必要がある。熱は約1週間続く。とくに消耗の激しい病気なので、脱水や合併症には注意。解熱後3日を経過するまでは登園、登校はできない。
  • 麻疹の検査には国が推奨するRT-PCR 法という遺伝子検査法があるが、通常、保険が適用されず、しかも保健所経由衛生研究所に委託しなければならないので、精度的には劣っていても容易に検査できるIgM抗体検査(感染初期は陰性と出る確率が高い)がもっぱら行われている現状にある。
  • 医師は、風疹、突発性発疹症、猩紅熱、薬疹、多形滲出性紅斑、川崎病、敗血症などとの区別をしなければならない。
  • 2008年から麻疹は、全数報告の感染症となり、医師は保健所に届け出ることが義務づけられた。
  • 治療に特効薬は無い。安静、水分と栄養補給、解熱薬、鎮咳薬など対症療法が中心になる。細菌感染症を合併すれば抗菌薬が使用される。ビタミンAを補給する場合もある。

    参考資料:
    厚生労働省のホームページ 
    麻疹の診断:国立感染症研究所
    管理人のホームページにもはしかの項があります。

    2014.4.15現在の状況:昨年同期に比べて1.7倍患者が多い。10才以下で半数。患者の80%はワクチンをしていないか、接種の記憶がはっきりしない人。例年5-6月にピークがあるので、これからまだ増える恐れがある。早めのワクチン接種が望ましいと専門家は言っている。 

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趣味は、ドライブ、花の観賞、旅行、パソコン、カメラ、軽音楽を聞くことです。健康・医療問題にも関心があります。東日本大震災と福島原発事故は人生観と生活習慣を変えました。
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