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『福島原発4号機 今もそこにある危機』北海道新聞の警告

キーワード:『福島原発4号機 今もそこにある危機』4号機燃料プールの崩壊
北海道新聞 5月13日付 『福島原発4号機 今もそこにある危機』

20120513A.jpg
北海道新聞5月13日号の異聞風聞(大西隆雄編集委員)に「4号機、今もそこにある危機」と言う記事がある。福島4号機の危険性を訴えている。「国内の原発がすべて止まったからとホッとするわけにはいかない。使用済み核燃料にも事故の危険がつきまとう。もし福島の燃料プールが倒壊したら(東京は住めなくなり)人々は日本を脱出しなければならない。まさに4号機が事故を起こせば、世界の究極の破局の始まりとなる。燃料棒の数は1535本、地震等で建屋が崩れたら冷却不能になり万事休すとなる。福島事故の10倍もの放射能が大気中にまき散らされる。東電は一応の耐震補強はしたが、万一、次の地震で床が抜けて燃料が飛散すると手が付けられなくなる。最悪のシナリオはなんとしても食い止めなければならない。・・・・
使用済み燃料棒はクレーンなどでつり上げると、燃料棒は水の中から出てしまうので、周りにいる人が死んでしまうほどの放射能を出すそうです。

小出裕章京大原子炉実験所助教が4号機燃料プールの問題点を説明しています:
「4号機燃料プールが崩壊すれば日本は"おしまい"です」 (必見)
http://www.youtube.com/watch?v=yMZah_wuX_I
(YouTube 2012.3.11公開)  

東日本大震災の震源域周辺海底で大きな地殻変動 近い将来M8.5レベルの大地震も?

NHKニュース5月19日 11時39分は次のように伝えています。

去年3月の巨大地震の震源地に近い、日本海溝沿いの海底で大きな地殻変動が続いていることが東北大学などの分析で分かりました。分析した専門家は「周辺の海底では地殻変動によってひずみがたまり、規模の大きな地震が起きやすい状態になっている」と指摘しています。

去年3月の巨大地震のあと、東北や関東の陸地や東の沖合の海底では、「余効変動」と呼ばれる地殻変動が続き、陸側の岩盤がゆっくりと東へずれ動いています。

東北大学などの研究グループが陸や海底に設置されたGPSの観測点や海底水圧計のデータを分析した結果、余効変動は、日本海溝沿いの海底で特に大きく、去年4月からの8か月間では、巨大地震の震源域の北側と南側でおよそ10メートル、房総半島沖ではおよそ7メートルに達していました。

こうした岩盤の動きは、地震の規模に換算するとマグニチュード8.5以上に相当するということです。

余効変動は巨大地震のあとによく見られる現象で、周辺に新たなひずみがたまると考えられています。このため、研究グループは、巨大地震の震源域の北側の青森県から岩手県の沖合や、南側の茨城県から千葉県の沖合、それに日本海溝の東側の海底などで規模の大きな地震が起きやすい状態になっているとみています。

東北大学災害科学国際研究所の飯沼卓史助教は「余効変動は10年以上続く可能性がある。東北や関東の沖合は地震の危険性が高い状態にあるため、これからも地震や津波への備えを続けてほしい」と話しています。

4号機の燃料プールの計算・・・危険か安全かを科学のレベルで議論しよう!

(平成24年5月15日)武田邦彦
http://takedanet.com/2012/05/4_fb40.html

4号機のプールが危険だという人が多いのですが、その根拠が学問的に示されず、ただ「危険だ」、「人類の終わりだ」ということが先行しています。ここで「4号機の問題を科学で考える」ことを試みます。もしご異論がある方は科学的な反論を期待します。
・・・・・・・・
原子炉は停止すると核爆発は止まり、その後、最初は短寿命核種が崩壊してその崩壊熱が高いが、短寿命核種は早い時期に崩壊するので、どんどん崩壊熱は低くなる。

20120520a.jpg
東北大学流体力学研究所がネットに一般公開している論文(上図)によると、この図のように原発を停止してから3日ぐらい経ったときに、約8メガワットぐらいの出力がある。もともと運転中は核爆発による質量欠損を加えて800メガワットで、そのうち10%が崩壊熱とされているので、停止の時が80メガワット、さらに3日後にその10%の8メガワットになっている。
 
さらに原子炉の方は1年後には、さらにその10分の1の0.8メガワットになっている。つまり原子炉は、運転中:停止直後:停止3日後:停止1年後=1000:100:10:1 となっていることがわかる。

一方、使用中および使用済み核燃料の方は短寿命核種がないので、崩壊熱も徐々にしか減らない。たとえば4号機は事故の時に4メガワットだったが、1年後はその2分の1の2メガワットにしかなっていない。つまり、かつては1号機から3号機の方が崩壊熱が高かったのに、今では4号機のプールがもっとも崩壊熱が高いことになる。これが「4号機が危ない」ということになっている原因と思われる。

ところで、エネルギー換算では1キロワット時は860キロカロリーだから、動力単位で2メガワット(メガは10の6乗)は2000キロワット(キロは10の3乗)、つまりエネルギー単位で1時間で2000キロワット時になるので、それをエネルギー単位のカロリーで表現すれば172万キロカロリーである。燃料プールの中の水が突如として無くなり、空だきになったときには、毎時172万キロカロリーの熱が出ることになる。
・・・・・・・・・
一方、20℃で1キロの水を燃料プールの投入すると、それが100℃まで上がる時の熱(顕熱)80キロカロリーと100℃で蒸発するときの潜熱539キロカロリーの合計だから、1キログラムの水で619キロカロリーの熱を奪うことができる。つまり、172万キロカロリーを619キロカロリーで割ると2779キログラム=約3トンの水ということになる。

1時間あたり3トンの水を4号機に投入できれば、4号機の燃料プールは100℃にすることができる。蒸気がでるので少し気持ちが悪いけれど、セシウム化合物の沸点より低いし、ヨウ素などの気体の放射性物質はすでに少なく、かつ100℃では燃料の被覆に使われているジルコニウムなどが水と反応するような高温ではない。
 
つまり若干の放射性物質が出る可能性もあるが、「すべてが終わり」というような状態とは全く違う。だから問題は1時間3トンの水を4号機のプールに入れることができるかということだが、2011年3月20日、つまり事故直後に消防車が4号機に注いだ水が1時間80トンだったから、その20分の1以下の水量だから、十分過ぎるほどで、水の蒸発はほとんど無く4号機のプールから放射性物質が大量にでることはないことがわかる。蒸気の計算に20倍の甘いところがあっても大丈夫ということになる。
 
また、プールが崩壊して燃料棒が4号機の床に落下してもその上から水をかければ良いので、これも同じである。従って、4号機のプールが破壊して燃料棒が落下しても、プールは破壊せずに水だけが抜けても、若干の消防車が駆けつければ冷やすことができる。燃料同士がバインドされていないので、大規模な臨界に達することもない。

・・・・・・・・・
このような計算をすると、「4号機が危ない」ということにならないのだが、計算が複雑だから私が間違っているかも知れない。読者の方のチェックを期待します。
(注)東北大学のご論文はネットでオープンになっていましたので、それを使わせてただきました。




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埼玉県在住・男性
趣味は、ドライブ、花の観賞、旅行、パソコン、カメラ、軽音楽を聞くことです。健康・医療問題にも関心があります。東日本大震災と福島原発事故は人生観と生活習慣を変えました。
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