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[福島原発] 吉田所長「大きな失敗」…復水器停止知らず

キーワード:[福島原発事故] 吉田所長「大きな失敗」…復水器停止知らず
読売新聞2011年9月8日付け記事より

福島第一原子力発電所の事故で、東京電力のシビアアクシデント(過酷事故)に対する備えの甘さが現場の混乱を招き、初期対応の遅れにつながったことが、政府の事故調査・検証委員会の調査で明らかになりつつある 

全電源喪失で、ベントのための弁を開けなくなったため、バッテリーやコンプレッサー(空気圧縮機)を探したが、現場では備蓄状況さえ把握しておらず、調達に手間取った。

こうしたことから1号機の原子炉への淡水注入が始まったのは電源喪失から約14時間後の12日午前5時46分。

ベントについても、吉田昌郎所長(56)が1号機のベントの準備を指示してから、同日午後2時頃、ベントにこぎ着けるまで約14時間を要した。「全交流電源が喪失するという想定外のシビアアクシデントに愕然とした」。事故調のヒアリングに対し、ある東電社員はこう語ったという。

事故調の調査では、現場で指揮を執っていた吉田所長が1号機の非常用復水器(IC)停止を把握していなかったことも判明した。

運転員は、ICが作動すると発生する蒸気の噴き出しが確認できなかったため、IC内の冷却水が失われた可能性があると判断。空だきによる配管の破断を避けようと、11日午後6時半頃から約3時間、ICの運転を停止した。

ICの停止は炉の状態を急速に悪化させる。東電が5月に公表した解析結果では、ICが電源喪失後に停止したと仮定した場合、11日午後6時40分頃には燃料の損傷が始まったと試算している。

吉田所長は把握漏れについて、「大きな失敗だった」と話したという。


[管理人の感想]
非常時に対する備えや対処法の訓練が出来ていなかった事が事故を小さい内に押さえきれず大事故につながってしまったと思われ、管理者の責任が厳しく追及されるだろう。
安心・安全にあぐらをかいていたために、大津波の想定が甘く、過酷事故に対する備えが出来ていなかった可能性が高い。今後の地震や津波で同様の事故が起きないよう日本の全ての原発では今からでも安全対策を緊急点検すべきと思う。  



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埼玉県在住・男性
趣味は、ドライブ、花の観賞、旅行、パソコン、カメラ、軽音楽を聞くことです。健康・医療問題にも関心があります。東日本大震災と福島原発事故は人生観と生活習慣を変えました。
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