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もんじゅ原子炉容器に落ちた装置、引き抜きへ

キーワード 原発事故 もんじゅ原子炉容器に落ちた装置、引き抜きへ
もんじゅ原子炉容器に落ちた装置、引き抜きへ

読売新聞2011年5月23日付け記事より

日本原子力研究開発機構は23日、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の原子炉容器内に落ち、取り出せなくなった核燃料交換用の装置(長さ12メートル、3・3トン)を6月中旬をめどに引き抜くと福井県に報告した。

24日に準備作業に入る。

原子炉の熱を伝える冷却材のナトリウムは、空気に触れると燃える性質があるため、外気を遮断する特殊な器具を設置し、原子炉の上ぶたの一部ごと引き抜く。

装置は昨年8月に落下。同10月につり上げを試みたが、落ちた衝撃で装置の一部が変形してしまって抜けず、作業を断念していた。

もんじゅ保安検査を開始 昨夏落下装置あすにも引き抜き

産経新聞 5月23日(月)付け記事より

経済産業省原子力安全・保安院は23日午前、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の原子炉容器内に落下したままになっている燃料交換用の炉内中継装置の引き抜き作業について、安全性を確認するための保安検査を始めた。

日本原子力研究開発機構は福井県の了承を得るとともに、保安院から安全性などが妥当と認められれば、24日にも引き抜き作業に着手する。

もんじゅは昨年5月、15年ぶりに運転を再開したが、同年8月に同装置が落下し、変形したため引き抜けない状態が続いている。

もんじゅ復旧成否に注目 落下の装置、6月に引き抜き

朝日新聞2011年5月24日付け記事より

14年半ぶりの運転再開直後に発生したトラブルから9カ月。高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で原子炉内に燃料交換用の装置が落下した問題で、日本原子力研究開発機構は24日から、引き抜きに向けた作業に入ることを明らかにした。福島第一原発事故を機に、もんじゅを含む核燃料サイクルそのもののあり方が厳しい視線にさらされる中、今後の復旧作業の成否に注目が集まる。

原子炉内に引っかかっている炉内中継装置は長さ約12メートル、重さ約3.3トン。昨年8月26日、燃料交換を終えて装置を引き抜く際、つかみ具のねじが緩んでいたため、約2メートルの高さから落下した。

機構は昨年10月、2度にわたって引き抜きを試みたが、いずれも失敗。同11月に装置の内部にカメラを入れ、変形が判明した。もんじゅは昨年7月に第1段階の性能試験を終えたばかりで、当初の予定では今春に第2段階の40%出力試験が始まるはずだったが、機構はこの落下トラブルのために試験再開の予定を2011年度中に遅らせている。

24日からの作業では、引き抜きで障害となる原子炉上部の構造物を約1週間かけて撤去する。その後、つり具を取り付け、原子炉内のアルゴンガスが漏れないようにカバーをかけたうえで、6月中旬に原子炉のふたの一部と装置を一緒に引き抜く。

引き抜きが成功すれば、原子炉のふたにあいた穴を埋め、取り外した原子炉のふたの一部と装置を点検する。順調にいけば、復旧作業を終えるのは秋ごろになる。機構はこれまでに、引き抜きに必要な機器の製造などに少なくとも約17億5千万円の費用がかかることを明らかにしている。

県「電源喪失起きても問題ない」

 福島第一原発の事故を受け、もんじゅを含む核燃料サイクル構想を取り巻く環境は厳しさを増している。23日に開かれた県の「もんじゅ総合対策会議」では、県側から質問が相次ぎ、機構は説明に追われた。

 岩永幹夫・県原子力安全対策課長は、装置の引き抜き作業中に外部電源が喪失した場合の対応を質問。機構は「いったん作業を中断し、電源復旧後に作業を続けるか、途中まで引き抜いた装置を元に戻すか判断するよう手順書に明記している」と説明。さらに「ボルトで固定してつり上げるので電源が長時間復旧できなくても作業中の状態を維持できる」と、安全上問題がないことを強調した。

 核燃料サイクルをめぐっては、菅直人首相が今月16日、政策そのものの見直しの可能性に言及。もんじゅの行方も不透明になってきたが、機構の辻倉米蔵・敦賀本部長は「引き抜き作業を確実に終えることが私どもの責任」と述べた。
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もんじゅ:落下した装置 引き抜き作業開始

毎日新聞 2011年5月24日付け記事より

日本原子力研究開発機構は24日、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で昨年8月に原子炉容器内に落として変形した炉内中継装置(長さ約12メートル、直径46センチ、重さ3.3トン)を、同容器の上ぶたの一部ごと外して引き抜く作業を始めた。

同装置は筒形で中が空洞になっている。作業に伴い空洞から同容器内に工具や部品などが落下するのを防ぐため、空洞の上部にふたをかぶせる作業を始めた。同容器内のナトリウムと反応しないよう、空気の流入を防ぎながら慎重に機材を据え付けるため、同装置を引き抜くのは6月中旬になる見込み。
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【敦賀】「もんじゅ」落下の装置、引き抜き着手

読売新聞2011年5月25日付け記事より

高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市白木)の原子炉容器内に落ちたままの核燃料交換用装置を、引き抜くための作業が24日に始まり、約9か月ぶりの復旧に向けた動きが本格化した。

日本原子力研究開発機構は、6月中旬をめどに装置を取り出す予定だが、落下の衝撃で原子炉内が損傷した可能性も完全には否定できない。福島第一原発の事故を機に、国はエネルギー政策を見直す方針を示しており、復旧後も試験運転の再開には難関が待ち受けている。

装置は長さ12メートル、重さ3・3トン。昨年8月26日、燃料交換後の撤去作業中に約2メートル落下した。機構は原子炉内の状況を「損傷の可能性は低い」と説明するが、もんじゅの原子炉には不透明な冷却材のナトリウムが循環しており、内部を目視できない。装置側の傷の有無を調べ、炉内に損傷がないかを判断するしかない。

県や地元の敦賀市は、早期の復旧を求めているが、機構が今年度内としている出力40%の試験運転開始を、認めたわけではない。原発への不信感が全国的に広がる中、本格運転の実績がないもんじゅは、安全性が厳しく求められる可能性が高い。政府内でも、高速増殖炉の稼働を前提にした「核燃料サイクル政策」の見直し論すら出始めており、先行きは不透明だ。

[管理人の感想]
いよいよもんじゅが、再び燃料交換用の炉内中継装置の引き抜き作業に挑戦する。成功することを祈りたい。もんじゅは、2010.8.26に重さ3.3トンの中継装置が炉内に落下して以来、これまで24回引き抜きをしたが全て失敗していて、燃料棒の交換が出来ないので運転も廃炉も出来ない状態になっていると言われる。また、停止中も1日5500万円の費用がかかっている。落下した炉内中継装置を燃料出入孔スリーブと一体で引き抜く保全計画を策定し、国の確認を受けて実施することになっていた。
炉内中継装置引抜き・復旧工事の概要は日本原子力研究開発機構のホームページに解説がある。→
http://www.jaea.go.jp/04/turuga/monju_site/pdf/rcrgaiyou.pdf

  

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埼玉県在住・男性
趣味は、ドライブ、花の観賞、旅行、パソコン、カメラ、軽音楽を聞くことです。健康・医療問題にも関心があります。東日本大震災と福島原発事故は人生観と生活習慣を変えました。
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