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もんじゅ、いよいよ、来月に落下機器の引き抜きを実施

キーワード:もんじゅの状況「確実に作業成功を」 来月、落下機器の引き抜き実施
もんじゅ「確実に作業成功を」 来月、落下機器の引き抜き実施

中日新聞2011年5月11日付け記事より

高速増殖原型炉もんじゅ(敦賀市)の外部有識者の検討委員会が10日、原子炉容器内に落下した燃料交換用機器の引き抜き作業実施を了承した。終了後、会見した竹田敏一委員長(福井大国際原子力工学研究所長)は、運営する日本原子力研究開発機構(原子力機構)に確実に作業を成功させるよう求めた。

7人で構成する委員会は非公開で開催。竹田委員長は小沢守委員長代理(関西大教授)と会見し、原子力機構からメーカーの工場で進めてきた、つり上げ装置を使った引き抜きの模擬試験の実施状況などについて報告を受けたことを明らかにした。

竹田委員長は、委員から「工場と現場は作業環境が違う。事前に十分な安全の確認が必要」と求める意見などが出たことも紹介したが、「技術的に手順が整っていることが確認できた」と述べた。

その上で「手順に従い、安全第一で、慎重かつ確実に引き抜きを行うことを求める」と機構側に要望した。

6月の引き抜きは、東京電力福島第1原発事故で原発への不安が広がる中での作業となる。原子力機構の森将臣広報課長は作業中に地震があった場合、中断して速やかに安全を確認するなどの対応策を決めていることを明かし、「委員会のご意見も踏まえ、しっかりもんじゅを復旧させたい」と話した。


日本原子力研究開発機構→ http://www.jaea.go.jp/
もんじゅの状況→ http://www.jaea.go.jp/04/turuga/monju_site/index.html
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もんじゅの今後、不透明 運転再開から1年

中日新聞2011年5月7日付け記事より

迫られる地震、津波対策/機器落下の復旧長期化

日本原子力研究開発機構(原子力機構)の高速増殖原型炉もんじゅ(敦賀市)が14年5カ月ぶりに運転を再開し、6日で1年を迎えた。第1段階の性能試験は計画通り終えて停止したが、昨夏の機器落下事故の復旧が長期化。東京電力福島第1原発の事故で、新たな津波対策も急務となった。国は原子力重視のエネルギー政策を見直す方針も示しており、今後の試験工程は不透明感が強まっている。

完了まだ数カ月先

1995年12月、ナトリウム漏れ事故で長期停止した「もんじゅ」。運転再開後、機器のトラブルが相次いだが、低出力で原子炉の反応を確かめる試験は昨年7月、当初の計画通り終了した。しかし、第2段階の試験に向けて燃料交換を終えた同8月、原子炉容器内で重さ3・3トンの炉内中継装置が落下。同容器上ぶたの一部撤去など、大掛かりな復旧作業を余儀なくされた。

原子力機構は、メーカーの工場で回収用の装置を製造。作業の訓練も重ねており、外部専門家の検証委員会の了承を得た上で、5月中にも回収に入りたい考えだ。完全復旧は数カ月先で、費用は総額約17億5000万円に上る見通し。もんじゅの近藤悟所長は「安全を最優先に作業を進める」と力を込める。


全て喪失「想定外」

福島の事故を受け、すべての電源を失っても、炉心などの冷却機能を保つ対策が重要課題に浮上。同機構は非常用発電機や冷却用ポンプの代替設備などを進める一方、冷却材にナトリウムを使うもんじゅ特有の「安全性」を強調する。

水で冷やす通常の原発と違い、もんじゅは全電源喪失時でも、熱の働きでナトリウムが配管内を自然に循環し、空気で冷却できる。解析上、100%出力で運転中に緊急停止しても、炉心を十分に冷やせ、放射能の流出は防げるという。

ナトリウムが流れる二次系配管は3系統ある。もんじゅの弟子丸剛英技術部長は「1系統でも機能していれば、空気冷却できる」と説明。ただ、3系統すべての機能が失われる事態は「想定していない」と話す。

国は見直しに着手

第2段階の性能試験となる40%出力試験。同機構は本年度内の開始を目指し、機器落下事故の復旧作業と並行して、発電に使う水・蒸気系機器の点検などを進めている。

しかし、福島の事故で原発への不安が一気に広がった。西川一誠知事は、もんじゅの試験継続には「福島の事故を踏まえた新しい基準が必要」と発言。河瀬一治敦賀市長も「慌てて工程通りにすることはない」と地震、津波対策を慎重に見極める姿勢を見せる。

「地元の理解がないと進められない」と同機構の幹部。政府は、原発推進をうたうエネルギー基本計画の見直しに着手した。もんじゅを所管する文部科学省の西田亮三・敦賀原子力事務所長は「今後、もんじゅをどうするかは、国の原子力政策との関係で決まる」と話している。

もんじゅ:廃炉求め集会 大阪・中央区で15日 /大阪

毎日新聞 2011年5月13日付け地方版記事より

高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉を求める市民集会(主催・とめよう「もんじゅ」関西連絡会)が15日午後1時20分、大阪市中央区のエル・おおさかで開催される。元京都大原子炉実験所講師の小林圭二さんら4人が、福島第1原発の事故やもんじゅの現状、地震・津波のもんじゅへの影響などについて報告する。

当日は、福島瑞穂・社民党党首、平山誠・参院議員(民主)も参加し、国会報告をする。会場は6階大会議室。参加資料代は一般1200円、学生700円。定員200人。要予約。問い合わせ、予約はストップ・ザ・もんじゅ(072・843・1904)へ。

「もんじゅ」大いなる不安 トラブル続出に機器落下引き上げ

JCast News 2011/5/14付け記事より

機器落下事故の復旧作業が長期化している日本原子力研究開発機構(原子力機構)の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)が、落下した機器の引き上げに踏み切ることになった。原子力機構では、事前に復旧作業手順を訓練するなど万全を期したい考えだ。

だが、ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使用してさらに核燃料を作り出す「核燃料サイクル」を実現するためには、軽水炉を利用した通常の原発と比べて、技術的な困難も多い。その上、機器の引き上げ自体が本体の損傷を招き、重大事態に発展しかねないのでは、という不安まで生じている。
制御棒の操作が一時中断するというトラブル

もんじゅをはじめとする高速増殖炉で冷却剤に使用しているナトリウムは、仮に水分と反応すると爆発するという性質を持つため、これまでも危険性を指摘する声が相次いでいた。1985年には、周辺住民が原子炉の設置許可の無効確認を求めて行政訴訟を起こし、03年の名古屋高裁の判決では原告が勝訴してもいる(05年の最高裁判決では国が勝訴)。

1995年には温度計の設計ミスでナトリウム漏れが起こり、火災が発生。これが原因で、約14年5か月にわたって運転停止を余儀なくされた。2010年5月に運転再開を果たしても、直後からトラブルが続出した。運転再開初日の5月6日から、放射性物資ル検知機の誤差動が相次いだ上、周辺自治体への報告が遅れたとして批判を浴びた。さらに、5月10日には、作業手順を作業員が把握していなかったことが原因で、制御棒の操作が一時中断するというトラブルもあった。

中でも、とりわけ復旧に手間取っているのが、10年8月26日のトラブルだ。核燃料を交換する際に使用した「炉内中継装置」(ステンレス製、長さ12メートル、直径55センチ、重さ3.3トン)を原子炉内で取り上げる作業を進めていたが、2メートル引き上げた時点で原子炉容器内に落下した。この状態では燃料棒の交換はできず、この問題を解決しない限りは、運転再開も廃炉もできない。その間、ナトリウムで冷却を続けなければならない。

10月13日にも炉内中継装置の引き上げを試みたが、約2メートル引き上げた時点で過重超過になり、やはり引き上げを断念。その後も20回以上、引き上げ作業に失敗している。
作業中に地震が起きた場合は作業を中断

このため、中継装置だけを引き上げることは断念。炉の上ぶたを一部撤去した上で、炉内中継装置の外側にある「燃料出入孔スリーブ」と呼ばれる備品ごと引き上げるという方針が決まっている。なお、このスリープは、構造上は引き上げることは可能だとされるが、設計時は引き上げることは想定されていない。原子炉容器内のナトリウムの扱いにも細心の注意を払う必要があり、大規模な復旧作業を余儀なくされている。

このような状況に、悲観的な見通しを示すネット利用者も多い。例えば、「Yahoo!知恵袋」では、
「いずれ液体ナトリウムの循環配管に異常が見つかり、それでも修理できないで・・・・。つまり、分解・取出しが成功しないと関西圏は時間未定のとんでもない時限爆弾を抱えることになるのです。もちろん分解・取り出し作業が失敗して、その場で過酷事故になる可能性もあります」
という答えが「ベストアンサー」に選ばれている。

原子力機構は、メーカーの工場で回収用の装置を製造。作業手順を確認するなど、作業員のトレーニングも進んでいる。

これを受けて、外部有識者でつくる検討委員会が11年5月10日開かれ、「技術的条件が整った」として引き上げ作業の開始を了承。作業中に地震が起きた場合は作業を中断すること等も確認した。原子力機構は、6月にも引き上げ作業を始めたい考えだ。

引き上げ作業が完了し、炉心中継装置が復旧したことを前提に、11年度中に第2段階の性能試験にあたる「40%出力試験」を目指している。

だが、福島第1原発の事故で地元の不安感は、これまでよりも大きく、福井県の西川一誠知事や敦賀市の河瀬一治市長は、新たな津波や地震への対策を求めており、運転再開までにはさらに時間がかかる可能性もある。

トラブル続きの「もんじゅ」 福島原発事故で住民不安高まる 福井・敦賀

産経新聞2011.4.16付け記事より


日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)をめぐり、同県は16日までに、所管する文部科学省に耐震安全性などの対策強化を申し入れた。もんじゅでは昨年8月、核燃料を交換するための炉内中継装置が原子炉内に落下、今も回収できない状態に陥っている。その最中に東日本大震災による東京電力福島第1原発事故が起きたことで、住民の不安がこれまで以上に高まっている。

トラブル続き

「早急に的確な対応と説明をしてほしい」。福井県の旭信昭副知事は3月23日、文部科学省の清水潔事務次官を訪ね、耐震安全性など対策強化を求める要望書を手渡した。もんじゅと商業炉を合わせて全国最多の14基の原発が集中している同県では、とりわけトラブル続きのもんじゅへの懸念が強い。

もんじゅは平成7年12月、ナトリウム漏れ事故を起こし、検証や安全対策強化のために14年運転を停止。昨年5月にやっと運転再開にこぎつけたものの直後から放射性物質漏洩(ろうえい)検出器の不具合で誤警報が頻発。公表も遅れて情報公開の姿勢も批判されるなか、同年8月には使用済み核燃料を新しい核燃料に交換するために使う炉内中継装置の落下事故が発生した。

困難な回収作業

中継装置は長さ12メートル、直径46センチ、重さ3・3トンの筒状の重量物。炉内の核燃料の交換が終わり、グリッパと呼ばれるつかみ具で引き上げる最中、約2メートルの高さから落下した。グリッパの不具合が原因とみられるが、問題は中継装置の回収が極めて困難なことだ。

反射鏡などを使った調査では、中継装置の筒状の2つのパーツの接続部が落下の衝撃で変形していることを確認。外側にわずかにせり出すような形でゆがんでおり、原子炉容器の上ぶたのスリーブと呼ばれる部分に引っかかって取り出せない状態になっていた。

これまで段階的に力を強めながら引き上げる作業を24回繰り返したが、いずれも失敗。復旧作業が長期化している。

原子力機構は、スリーブごと一体的に抜き取る大掛かりな回収策を講じる方針で、新たなつり具を数カ月かけて製作しているが、冷却材のナトリウムは空気に触れるだけで発火するため、回収には外気を遮断しながらの困難な作業を迫られることになる。

くすぶる不安

炉内中継装置を引き抜けなければ核燃料棒も取り外せず装填(そうてん)されたままになるが、原子力機構関係者は「原子炉は機密性の高い構造で守られ、監視システムも確立しており、異常にはすぐに対応できる。万一、福島第1原発のように冷却機能が失われても燃料棒が溶解する可能性は極めて低い」と強調する。

しかし、もんじゅでは昨年12月以降もナトリウム監視装置が一時的に動作不能になるなどトラブルが続いており、県が原子力機構幹部らを呼び出して厳重注意する事態にもなっている。

福島第1原発事故を受け緊急安全対策の実施計画を8日、敦賀市に報告した原子力機構の鈴木篤之理事長は「これ以上何か起きたら、住民の理解は得られない。万難を排してできることはなんでもする」と危機感をあらわにした。

これに対し、福井県原子力平和利用協議会敦賀支部の平山光子・女性部長は「原発の理解を深める勉強会を開いても『いい加減にして』という怒りの声が出る。高い目標があるのなら、もっとしっかり取り組んでもらわないといけない」と指摘する。

敦賀市原子力安全対策課の本多恒夫課長も「ミスがないよう、安全管理の徹底とリスクマネジメントを再三にわたり注意してきた。福島第1原発事故が起きた今は、たとえ小さなミスも市民感情に影響する。事故にどう対応するか。原子力の信頼回復はそこからだ」としている。


  

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Author:okiちゃん
埼玉県在住・男性
趣味は、ドライブ、花の観賞、旅行、パソコン、カメラ、軽音楽を聞くことです。健康・医療問題にも関心があります。東日本大震災と福島原発事故は人生観と生活習慣を変えました。
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